1:片付けのコツは「使う」「使わない」で分別
まず、「使っているモノ」と「使っていないモノ」を分けます。重要なのは、実際に使っているかどうかを客観的に判断することです。
1年以上使っていないモノは、今後も使う可能性が低い
「まだ使える」「いつか使うかも」「もったいない」と思うかもしれませんが、その気持ちを一度脇に置き、冷静に必要かどうかを考えましょう。
特に1年以上使っていないモノは、今後も使うことはほとんどありません。
特に子どものおもちゃなどは、子どもの成長とともに興味が変わるので定期的に見直すことをお勧めします。
「迷うモノ」は一時保留し、普段使っているモノとは別の場所に保管します。
2:分別のコツをつかむ!
片付けにおいて「分ける」ことは非常に重要です。
最初は時間がかかるかもしれませんが、徐々に判断力がついて短時間で分けられるようになります。その結果、無駄な買い物が減り、節約に繋がります。
不要なモノを買わなくなるので、ゴミも減ります。
また、モノが少なければ片付けがリバウンドすることもありません。
片付けることで、お金を有効に使えるようになります。
カトラリー類を分けました。
左側が「使っていないモノ」、右側が「使っているモノ」です。
「使っていないモノ」は処分
「使っていないモノ」は、例えば、不要になった栓抜きや缶切り、子ども用のプラスチック製スプーン、傷ついた木製スプーン、焦げた菜箸、使いにくい小さなスプーンなどです。これらは処分します。
片付けのコツ
「出す」と「分ける」を同時に行うと効率的です。
ステップ1の「出す」と同時にざっくりとカテゴリー別に「分ける」作業も同時に行えると効率的です。
その後、使用しているカゴや箱、紙袋などにさらに細かくカテゴリー分けをします。
3:まずは手持ちの収納グッズを使ってみる
前述の通り、片付けを始める前やすぐに収納アイテムを買うのはお勧めできません。
モノの量を減らすことで片付けやすくなります。まずは現在ある収納グッズを使ってみましょう。
必要なモノの量や収納場所を決めた上で、適切な収納グッズを選んでください。
片付けのコツ
「今は使わない大事なモノ」の整理
「使っているモノ」「使っていないモノ」のどちらにも分類できないモノもあります。
例えば、今は子育て中で使わないけど、将来使いたいワイングラスや特別な日のための服など。
こういったモノは、必要なときにすぐ使えるように、別の場所に保管しましょう。宅配の収納サービスを利用するのも一つの方法です。
ただし、食器が棚に入りきらない、クローゼットに服が収まらないなど、収納スペースが限界に達している場合は、見直しが必要です。
置き場所が必要だったり、手入れに時間やお金がかかる場合は、それだけの手間やコストをかけても保管する価値があるかを考えましょう。
「要る、要らない」で迷う方へアドバイス
「捨てるのが苦手で、使っていないモノを捨てられない」という方もいるかもしれません。
使っていないけどまだ使える、着ていないけどまだきれいというモノについては、他の人に使ってもらうことを考えてみてはいかがでしょうか?
オークションやフリマアプリに出品する、買い取りに出す、友人に譲るなどの方法があります。
ただし、これらは捨てるよりも手間と時間がかかります。それでも捨てるのに抵抗がある方には、こういった方法もおすすめです。
4:片付けを習慣にする
片付けを一度に全部やろうとすると、負担が大きくなってしまいます。
毎日の習慣として少しずつ進めることで、無理なく片付けを続けることができます。
片付けのコツ 小さなステップで継続する
- 毎日のルーチンに組み込む
毎日5分や10分でも、片付けの時間を日課にすることで、少しずつ家が整っていきます。例えば、朝の身支度の後や、夜のリラックスタイムの前など、決まった時間に短い片付けを取り入れてみましょう。 - 片付けるエリアを限定する
一度に全ての部屋を片付けようとせず、キッチンの引き出しひとつ、リビングの棚ひとつ、とエリアを限定して取り組むと、負担が軽減されます。 - 達成感を味わう
片付けが終わったエリアを見て、達成感を味わうことが重要です。小さな成功体験を積み重ねることで、片付けが楽しくなり、継続するモチベーションになります。
片付けのコツ 定期的な見直し
片付けが一度終わっても、生活の中で物は増えていきます。定期的に持ち物を見直し、不要なものを手放す習慣を持つことで、整った状態を保つことができます。
- 季節ごとに見直す
季節の変わり目に合わせて、クローゼットや収納を見直してみましょう。季節外れの衣類や道具を整理することで、スペースが確保できます。 - 年間のイベント前に見直す
年末年始や引っ越しなど、大きなイベントの前に持ち物を整理するのも効果的です。大掃除のタイミングでまとめて見直すと、一気にスッキリします。
5:片付けのメリットを実感しよう
片付けが進むことで家の中が整い、心地よい空間が広がります。
片付けのメリットを実感することで、さらに片付けの意欲が湧いてきます。
片付けのコツ 片付けのメリットを意識する
- ストレスの軽減
散らかった部屋はストレスの原因になります。整理された空間は心を落ち着かせ、リラックスできる場所になります。 - 時間の節約
必要なものがすぐに見つかるようになると、探し物にかかる時間が減り、その分他のことに時間を使えます。 - 経済的なメリット
無駄な買い物が減り、必要なものだけを手元に置くことで、経済的にも余裕が生まれます。 - 生活の質が向上する
きれいな部屋で過ごすことで、生活の質が向上し、毎日が快適になります。
狭いスペースを最大限に活用するコツ
狭いスペースを有効に使うためには、まず「デッドスペース」を見つけることが重要です。
デッドスペースとは、普段は見逃しがちな空間のことです。
例えば、家具の上や下、壁の隙間などが該当します。
これらのスペースを活用することで、収納力を大幅にアップさせることができます。
垂直スペースの活用も効果的
壁に棚を取り付けたり、フックを使って物を掛けたりすることで、床面積を節約しながら収納スペースを増やせます。
また、家具の配置を工夫することで、部屋全体を広く見せることも可能です。
例えば、背の高い家具は壁際に配置し、低い家具を部屋の中央に置くことで、視覚的に広がりを感じさせることができます。
収納ボックスやカゴを使って小物を整理
これをすることで、物が散らかるのを防ぎ、見た目もすっきりとします。
透明な収納ボックスを使うと、中身が一目でわかるので便利です。
特に、ラベルを付けることで、どこに何があるかをすぐに把握でき、探し物の時間を短縮できます。
家具の多機能化
家具の多機能化とは、あまり聞きなれないかもしれませんが、狭いスペースを有効に使うためのポイントです。
例えば、ベッド下に収納スペースがあるタイプや、ソファが収納ボックスとして使えるタイプなどがあります。
これらの家具を活用することで、限られたスペースを有効に使うことができます。
収納上手のアドバイス
定期的に不要な物を整理することも重要です。
物が増えすぎると、どんなに工夫しても収納スペースが足りなくなります。
季節ごとに見直しを行い、使わない物は処分するか、リサイクルショップに持ち込むと良いでしょう。
収納家具の選び方
収納家具を選ぶ際には、まず収納する物のサイズや量を考慮することが大切です。
例えば、本を収納する場合は、本の高さや奥行きに合わせた本棚を選ぶと良いでしょう。
また、引き出し付きの家具は、小物を整理するのに便利です。
次に、可動式の棚板が付いている家具を選ぶと、収納する物に合わせて棚の高さを調整できるので、より効率的にスペースを使うことができます。
さらに、扉付きの収納家具は、見た目をすっきりさせるだけでなく、ホコリや汚れから物を守る効果もあります。
また、多機能家具を活用することで、限られたスペースを有効に使うことができます。
収納家具のデザインも重要です。
シンプルで統一感のあるデザインを選ぶことで、部屋全体がすっきりと見えます。
特に、色や素材を統一することで、視覚的な広がりを感じさせることができます。
例えば、白や淡い色の家具を選ぶと、部屋が明るく広く見える効果があります。
収納家具の配置も工夫が必要です。
例えば、頻繁に使う物は手の届きやすい場所に配置し、季節物やあまり使わない物は高い場所や奥の方に収納すると良いでしょう。
これにより、日常の使い勝手が向上し、部屋全体が整然とした印象になります。
DIYで作る収納アイテム「バスルームをスッキリ保つ!収納アイデアと方法」
バスルームは特に収納スペースが限られているため、DIYで収納アイテムを作るのも一つの方法です。
以下に、簡単に作れる収納アイテムのアイデアを紹介します。
突っ張り棒を使った収納
バスルームの壁やシャワーカーテンのレールに取り付けるだけで、タオルやバス用品を掛けることができます。
突っ張り棒は安価で取り付けも簡単なので、手軽に収納スペースを増やせます。
壁掛け収納もおすすめ
木製の板にフックを取り付けて、壁に固定するだけで、タオルやバスローブを掛けるスペースができます。
また、壁に取り付ける棚を作れば、シャンプーやボディソープなどのバス用品を整理することができます。
再利用可能な収納アイテム
古いカゴやボックスをリメイクして使うのも良いでしょう。
例えば、古いワイヤーバスケットをペイントして、壁に取り付けることで、おしゃれな収納スペースが完成します。
マグネットを活用した収納も便利
マグネット付きのフックやラックを使えば、金属製の壁やドアに簡単に取り付けることができます。
これにより、タオルやバス用品を手軽に収納でき、取り外しも簡単です。
DIYで作る収納アイテム
自分の好みに合わせてカスタマイズできるので、楽しみながら収納スペースを増やせるのも魅力です。
例えば、木製の板を使ってオリジナルの棚を作ったり、ペイントやデコレーションを施して個性的な収納アイテムを作ることができます。
バスルームの収納アイデア
シャワーカーテンの内側にポケットを付ける方法もあります。
これにより、シャンプーやボディソープなどのバス用品を手軽に収納でき、使いたい時にすぐ取り出せます。
また、バスルームのドア裏にフックを取り付けて、タオルやバスローブを掛けるスペースを作ることもできます。
これらのアイデアを活用して、狭いバスルームでもスッキリとした空間を保つことができます。
DIYで作る収納アイテムは、自分の好みに合わせてカスタマイズできるので、楽しみながら収納スペースを増やせるのも魅力です。
まとめ
片付けは、一度に完璧を目指す必要はありません。コツをつかみ、少しずつ、無理のないペースで進めていくことが大切です。
小さなステップから始めて、片付けの習慣を身につけていきましょう。
あなたのペースで、心地よい空間を手に入れてください。
片付けを楽しみながら、自分の暮らしをより快適にしていくことができるといいですね。
どんなに忙しくても、少しずつ進めることで、必ず変化を実感できるはずです。
あなたの片付けがうまくいくことを願っています。
最期までお付き合いくださり、ありがとうございました。